「山吹会での交流」

- 視野が広がり、自分の気持ちと向き合い、子供との関係を見直す機会を得た - 元山吹会会長 野口朋

「山吹会での交流」

私が初めて山吹会の懇談会に参加したのは、入学してひと月余りたった5月の連休明けでした。 何とか高校に入学できたものの悩みや不安が解消されない状態でしたが、懇談を通じて、参加者の 数だけ様々な高校入学までの状況を伺うことができたことは、大きな「気づき」となりました。それまでは、現状に納得がいかず、前向きな考えを持てませんでしたが、山吹会での交流を重ねることで、視野が広がり、あらためて自分の気持ちと向き合ったり、子どもとの関係を見直したりする機会を得たように思います。そうして山吹会で「元気」をいただいたご恩返しが少しでもできたら・・・と会長を1年間務めさせていただきました。

行事に参加する側から企画運営する側となり、負担に感じることもありました。そんな時に役員からかけてもらえた言葉が「無理しないで。できることをできる範囲でできる人がやればいいんだから」でした。 大人同士こんな言葉が交わせるなら、親子の間でもこうしてお互いに思いやることができるはず・・・と、 あらためて「気づき」でした。また、会員の方との交流は、懇談会や交流会など、面と向かっての場合が大半ですが、山吹会宛てのメールで、こまめに連絡を入れて下さる方、いつもあたたかい言葉をかけて下さる方、近況を伝えて下さる方などがいらっしゃるので、こんな場面で気持ちを通わせられるのも役員の特権かもしれません。

山吹会の役割は、保護者・保証人の方々の悩みや不安を解消したり、「元気」の補給源であったりすることだと思っています。周囲の大人がどっしりと、また生き生きと過ごしていけたら、子供達にもきっと良い影響をもたらすと信じています。

このところ会員数が増加傾向で、行事へも多数参加していただき、本当にありがとうございました。行事への参加が難しい方々も、広報誌を見ていただけて、とても励みになっています。来年度も、山吹会の活動が盛況でありますように、会員の皆さんのご協力も是非お願いしたいと思っております。また、役員といっても、会員同士の交流の延長線上のお手伝いと気楽にとらえて、加わっていただけたら嬉しいです。



野口朋さんは、平成26年度(平成27年6月の総会まで)、
山吹会会長をお務め頂いた方です。