「山吹会、いいですよ! 」

「私にとっての山吹会」では例年会長に一文いただいているのですが、今回はアンケート形式で2019年度役員を努めてくださった4名の方に山吹会の活動を振り返っていただきました。
  

①どうして役員を引き受けようと思ったのですか?
 

U:山吹会に、自分もずいぶん助けられたので。少しでもお役にたてればと思い引き受けました。
 

S:前々会長の山田さんからのお誘いでした。山吹祭のバザーのサポーターをした時のことを覚えてくださっていたようです。
 

M:元会長の山田さんから声をかけていただき、役員を引き受けました。
 

N:先輩役員さんたちが楽しそうだったから。特に息子は通信制だったので、ちょうど役員さんの中に通信制の方もいらっしゃり、いろいろお話を聞けたらな?と思いました。 
 

②山吹会でどんな仕事をしていましたか?
 

U:発送という係でした。会員の皆さんに郵便物を印刷・発送するお仕事です。
 

S:名簿管理の担当をしていました。
 

M:広報紙と、講演会を担当しました。
 

N:会計係をしました。 会員の方々から預かった会費を行事や広報誌の発行などに使えるようにと、お金の管理をしていました。各役員さんとの連携も多く、いろんな方と関わることができ楽しかったです。
  

③楽しかった企画はなんでしょう? 
 

U:企画としては文化祭のバザーですが、一番楽しかったのは、他の方々と一緒に仕事をしたり、お互いのことについて話を出来たことです。
 

S:やはり山吹祭のバザーの準備ですね。でも、毎回座談会の準備や発送作業で集まってお話しするのも楽しかったです。
 

M:広報紙で本を紹介したことです。会員さんだけでなく副校長先生からも「先生方も本の紹介、楽しみにしているんですよ」と言っていただきました。
また、講演会の映画「さなぎ」の上映も評判が良くて嬉しかったです。やはり映像の力は大きいですね。
 

N:山吹祭!と思いましたが・・・編み物カフェ。 ちょっとした提案に皆さんがのってくださり実現できた企画でした。 参加者の方も含め意外な一面を見ることができ、ホッコリした気持ちになれました。 自宅でもまた編み物しようと思ってます。 
 

④山吹会での交流を通して、心に残った言葉は?
 

U:出来る範囲でいい。自分のペースでいい。
 

S:特にこれといったことはありませんが、何気ないお喋りが心を軽く、癒してくれていました。
 

M:1年目のときの座談会で色々な方の話を聞いて「不登校の経験が消化できているお子さんは次の段階に進めている。未消化のものがあるうちは、復学後も苦労してる」ということを思いました。それより以前、カウンセラーさんに「何年かかっても、自分で乗り越えた、と思えないとダメです」と言われていたのを再確認した経験でした。
 

N:喜多見学先生の講演会の中で「問題から少し目をそらして自分の子の『強み』をみつける」と教えていただきました。ワークショップで「言葉の言い換え」をして、私は息子に対して「言葉が少ない」ということは「自分で物事を考える」と言い換えました。 そして「自分が褒めているつもりでも子供が求めている褒め方なのか?」と聞かれたときにはっとしました。「子供が強みを最大に生かせる一日を」その言葉に、私が描く彼の人生ではなく、息子が選べるようにあたたかな環境づくりが自分の役割なのでは?と思いました。 一番の敵ではなく味方になれるようにと・・ 
 

⑤ご自分にとって山吹会はどんなところでしたか?良いところ、残念なところなど、あれば教えてください。
 

U:心を許せて、安心して話を出来る場所でした。皆さんとても優しく、そして楽しい方々ばかりで随分と支えてもらいました。
 


S:いろんな悩みをもつ方がいらっしゃるのですが、皆さん本当に明るくて、前向きで、きっと長い目で見て、いつかあの時は仲間がいて良かったなって感じる場なんだと思います。
 

M:色々な方と知り合いになれて良かったです。
それぞれに苦労されていて、うちだけじゃないんだな、と思いました。
残念なのは「山吹会の座談会の生徒版」を作りたかったけど出来なかった、ことです。
山吹でも不登校の生徒さんは「いい子」が多いです。「いい子」が不登校から脱せられなくて苦しんでいる、これこそ当事者の互助会があったら救われるのでは?とずっと思っていました。どうやったら実現するのだろう、と思いあぐねているうちに、時間切れになりました。
 

N:息子のことを思うと不安がないわけではありません。でも山吹会でいろんな方の意見をきいたり、また自分自身が元気が出ることを教えてもらったりすることで、「急かさず待ちながら見守ろう」「私は私で明るく過ごせるように」そんな気持ちを育ててもらった場所です。大人になってからのお友達もできました。
 

⑥山吹会から離れた今、その分のエネルギーは何につぎ込んでいるんでしょう?仕事?趣味?何か夢中になっていることはありますか?
 

U:仕事が忙しいので、今のところ休憩しています。
 

S:今は新型コロナウィルスの影響で、思うように過ごせない日々を送っていますが、楽器を弾いたり、読書をしたりして、過ごしています。
 

M:今、一所懸命やっていること・・「未来地図」という不登校ママたちによる道案内サイト、に関わっています。
100人100通りの不登校があると思っていて、自分独自の解決の道筋を見つけるしかないと思うのです。
そのナビとして、いい情報に触れていただきたい。そういう想いから、「未来地図」でバーチャル図書館の準備をしています。
 

N:山吹会にいた頃より行っていたダンスです。エアロビ・ベリーダンス・フラダンス・ズンバなどなど。コロナでジムには通えなくなりましたが、途中から先生がオンラインレッスンをおこなってくれ、久々に体を動かすと気持ちよかったです。見た目はさておき(笑)自分が楽しんでます。それとまだ取り掛かっていませんが、山吹祭ではステキな手作り作品をみて感動し、同じようにはできませんが自分も簡単な手芸などやってみたいなと思ってます。
  

⑦会員の皆さんに向けて、何か一言お願いします。
 

U:苦しいこと色々とあると思いますが、自分を大切に、少しでも楽しい時間を過ごせるように、お互い模索していきましょう。
山吹会、いいですよ!

S:焦っても仕方ない、どっしりと構えて、とにかく家庭を明るく、と私は心掛けています。止まない雨はない、と言いますが、晴れたら虹も出ることもあるでしょうし、緑がより一層美しく輝くでしょう。太陽の有り難さも感じられますね。私はそう願っています。皆様のことも。
 

最後に役員でご一緒した方々に、素敵な時間を過ごさせていただき、感謝しています。どうもありがとうございました。
 

M:山吹会のメインの活動は座談会です。一人で悩まないでお気軽にいらして下さい。仲間がたくさんいます。
 

N:山吹会にいらっしゃる方は様々です。いろんな方と出会い話をしながら私自身の視野も広がったと思います。 山吹高校の先生方や講演会の講師の先生ともお話しする機会があります。 是非一度機会がありましたらお気軽に参加してみてください。何か新発見があったらいいですね!